「傷がひどいとプールに入れません」
2013-06-12


ちょっとした虫刺され程度の傷を
掻き壊してひどい状態になってしまいなかなか治りません。

いったいどうしたの??と言われるぐらいの傷になってしまいます。
すでに悠くんの目の下に1箇所、腕には5-6箇所
そういう傷があります。
すぐに掻いて血だらけになってしまいます。

そろそろプールの時期なのであまりひどくなると大変です。
すでにひどいですが・・・

「掻き壊してひどくなったら、プールに入れなくなるよ」
ということを伝えたいのですが・・・
伝えようがありません。

傷のひどい状態の腕の写真と何も傷のない腕の写真を使って
『傷がある腕』→『プール×』
『傷がない腕』→『プール○』
ということで伝えられたら簡単なのですが・・・

これかなーり難しい提示です。
知的障害がない、言葉が伝わる幼児さんに
解りやすく説明するためのちょっとした補助的な視覚支援ですよね。
幼稚園児ぐらいだと5歳ぐらいですか?
言葉も伝わりますので、その言葉を補助するために使う場合は
解りやすいですよね。


悠くん、かなり知的には重度です。
ですから写真はわかりません。
傷がある腕の写真を見せられたとして
それが何を意味しているのか解らないはずです。

そのうえ・・・
2つのものの比較するも無理だと思います。
たとえ写真じゃなくても、傷のある腕とない腕を見せられて
その違いが解るとは思えません。

それでもとりあえず伝えてみようと思い
傷を掻き壊した時に、「それはダメ。プール無し」と伝えました。
掻いたからプール無しにされたということは解っていると思いますが
掻いた罰としてプールが無しになったと思っていると思います。
「傷があると入れない」は・・・・伝えようがありません。

悠くんは一生懸命、自分の傷を示してトントンと軽く叩きます。
掻かないでトントンと叩く程度にしますというアピールです。
プール無しを撤回してもらおうと必死です。
傷をトントン掻きませんアピールをしながら
ペンを持って『市民プール』の写真を示して
カレンダーに書いてと要求。
今週末に園外レクで市民プールに行くことになっています。
それを必死で「掻かないからプール行きたい」と訴えているのです。

とりあえず、「ダメ」と伝えて、カレンダーには何も書きませんでした。

翌日の夕方、通園バスから降りてきた悠くん
腕の絆創膏が全部取れているのを気にしてトントンしますアピール。
プールに行きたくて必死です。

家に帰って、絆創膏を貼り直してから
カレンダーにプールを書き込むとちょっと安心したようです。




さて・・・
「傷がひどくなるとプールには行けなくなる」ということが
いったいどこまで伝わったのでしょうか・・・


根気強く伝えていくしかないのでしょうか
何か伝える方法がないものなのか・・・
サリーの課題です。
[日記]

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