悠くんに会いに行ったら職員さんから
「お風呂で自分で身体を洗ってもらっています」と言われた。
仕上げは職員さんがするけど、悠くんも洗ってもらっている様子。
もちろん悠くんには その模倣は出来ます。
「手を洗う」「顔を洗う」「体を洗う」
小さい頃には身辺自立に向けた取り組みをしていました。
ピクチャージグを見ながら自分で洗う練習を毎日していました。
特にお風呂に関しては、突然お風呂ではなく・・・
乾布摩擦から始めてお風呂に移行していきました
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悠くんの知的レベルでは「洗う」ことの意味が理解できません。
試しに手に赤い絵の具を付けて洗わせてみましたが・・・
手に付いた絵の具がまるで見えないかのようにいつもの動作をしているだけで、まったく絵の具は落ちしていません。
ただの動作模倣でしかありません。
塗り絵をさせてみると、紙に書いてある図形(マル)がまるで見えていないかのように、ただ色鉛筆を左右に動かして殴り書きのようなことするだけです。
ジグの「ここのエリア」がまったく見えていないということです。
きっと悠くんは、サリーの動作とジグとをマッチングさせて、それを模倣しているだけなのでしょう。
お風呂に入ったときの儀式として覚えるだけの動作ということになります。
小学高学年の頃には悠くんは決して「自分でできるようにはならない」と判断して、
すべてを辞め、大人しく身体を洗ってもらう「支援しやすい子」になるように切り替えました。
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自立につながらない支援はただの手間です。
そのただの手間を悠くんが将来行くだろう施設さんではしてもらえるのでしょうか・・・
今の所でやってもらえるならそれはそれでいいのかなぁぐらいに思うことにします。
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