他傷についていろいろ考えること
2016-01-10


悠くんの他傷ですが・・・
毎日ほぼにこにこと普通に過ごしているのですが
たまに突然出ます。

最近では・・・

・12月26日ガイドさんと出かけたプールが改修工事で
 入れなくなって いたことでガイドさんに噛み付く。

・1月3日お昼ご飯がお好み焼きだったことが不満で突然噛み付く
  [URL]

・1月7日夕方、テレビを見ていたサリーに突然引っ掻き攻撃
 たぶん「早くご飯の用意をしろ」いう要求だと思われます。
 別にいつもより遅かったわけではなく、いつもその時間は
 テレビを見ています。この日だけなぜか突然・・・  

それ以外のはほんとに普通ににこにこと過ごしているので、
本当に何の前触れもなく突然爆発する感じなので、
みんな油断していて「え??なになに??どうしたの??」と
突然何がどうしたのか解らないという感じなのです。

要求を出す前に攻撃をしてくるというこの状態・・・
どうしたらいいのでしょうか。


そういえば・・・
この「要求する」を飛ばしてしまうショートカットは
悠くん他の場面でもよくやりました。

要求したけれど通らなかった経験をしたことで、要求自体を
しなくなります。
だからといって気持ちは治まらないのです。
要求したい、でも要求が通らないのは解っている、だけど気持ちが
治まらないという感じです。

視覚的に示し始めて、要求をカードで出し始めた小学校低学年の頃(@)
スケジュールの理解が進み、要求しても学校の時間割は変わらないと
解り始めた小学校中学年の頃(A)
突然出る他傷の原因はすべて「要求してもダメなのはわかってる。
だから要求は出さない。でも気持ちが治まらない」でした。

コミュニケーションの問題ではないですね。

悠くんの内面の問題ですね
気持ちの整理の付け方?
これはどうやって教えたらいいのでしょうか??


悠くんが攻撃した時にはサリーは声を荒げて怒ってます。
大げさに「怒ってますアピール」をしています。

あとは悠くんの内面の成長を待つしかないのかも知れませんが・・・
成長してくれるのでしょうか・・・
薬で抑えるしかないのでしょうか・・・





********************
@小学1年生ぐらい

【状況】
要求したら通じるということに気がついて要求がどんどん出始めた頃です。
いろんな要求を出してくるので要求どおりに出来ないことも多く
「要求したけどダメだった」という失敗体験をさせてしまったことでショートカットしてしまうようになりました。
要求したいと思ったら要求を出さずに攻撃してくるというような・・・

【対処】
失敗しない配慮をしました。
遊びやおやつの場面では、「これを要求したら100%成功する」ということが
見てわかるようにチョイスボードを用意して、その中から選択して要求してもらうことにしました。

チョイスボード貼ってあるお菓子は常に在庫を切らさないようにしていました。
遊びに関しては、「家での遊び」、放課後に行ける範囲の「公園」、
日曜や休日などの「外出先」と、解りやすいようにきちんと色分けして
区別して、それぞれチョイスボードも別にしました。



A小学4年生ごろ

【状況】
支援学校の活動で、大好きな「プレイルーム」の時間が終わった後や、
大好きなおもちゃがいっぱいある療育のセッションが終わる頃に
突然崩れて噛み付き攻撃をしてくる。

【対処】
悠くんが大好きなその活動が次にいつあるのかを終了前に伝えてもらう。
その楽しい活動が「次はいつあるのか」を伝えて見通しを持たせることで
治まりました。
[日記]

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