悠くんの他傷の歴史 【思春期】
2013-08-27


ある日突然、いったん落ち着いていた他傷がまた出始めました。

5年生の3学期です。
今まで出来ていたやり取りが出来ない
納得するまで交渉する力を育ててきて、やり取りをして
納得するということが出来るようになっていたはずなのですが・・・

 悠くん「マック行きたい」
 サリー「うーん・・・今すぐは無理だから、明後日ね」
 悠くん「うん。解った」

というようなやり取りをいつもしてました。

行きたいこと、やりたいことを伝えてくれて、それがいつ出来るかを
サリーが伝えて、悠くんがそれで納得するというような日常よく行われる
簡単な会話です。
その普通のやり取りを悠くんとしたいためにやってきた構造化、
視覚的支援のはずでした。

出来ていたのに・・・・
突然、出来なくなりました。

 悠くん「マック行きたい」
 サリー「うーん・・・今すぐは無理だから、明後日ね」
 悠くんがここで突然切れたように攻撃をしてきます。

そのまま納まらず・・・1時間とか2時間とか暴れ続けている
という感じです。

支援学校でも担任の若い男の先生が付きっ切りで
悠くんをみんなから離れたところに隔離?して1〜2時間
見張ってくれていました。
ちょっと目を離すと・・・
その隙に近くを通りかかった子に飛びかかっていくのです。
遠くに誰かが見えると・・・走っていって飛び掛るという状態です。

幼児期の動く危険物状態に戻りました。
体格が大きいのでさらに危険になりました。


ちょっとしたことで切れる・・・
今まで我慢できていたことが我慢できない・・・
家の中では・・・突然攻撃してくるので
悠くんの表情が硬くなったら、菜ちゃんが危険です。
自分の部屋に入って出てこないようにしてもらいました。

家庭内暴力みたいな状態です。
このままのじ続くようなら、サリーが連れて逝くと覚悟しました。


 当時の記録です
  [URL]


どうしようかかなり悩んで、いろいろな所に相談しました。
もっと構造化するようにと言われましたが・・・
構造化だけでどうにかなる問題とは思えませんでした。
十分できていたことが、思春期に入ったせいで出来なくなりました。


1−2時間暴れているのですが、時間がたって落ち着いてからは
悠くんは自分が悪いことをしたとしっかり解っていて、
一生懸命「もうしません」というように訴えてきます。
いけない事だと十分に解っているのに、自分ではもう
コントロールできない状態になっているような感じです。
回りも危険ですが、悠くん自身も危険です。
カラスを叩き割って怪我をしたりしました。

精神科の薬を使うことにしました。
適量を見つけるのに2年近くかかりましたが・・・・
薬を使って落ち着いている悠くんを見ていると、
薬は必要なんだなぁと思います。
無理して我慢する必要はありません。
苦しさの軽減を薬がしてくれていると思っています。
[ひとりごと]

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